いちご鼻解消グッズとして最近ドラッグストアでよく見かけるディープクリアリキッド。
綿棒に1滴で小鼻の黒ずみが解消されるとの謳い文句ですが、口コミサイトでの評価は芳しくありません。
今回は、ディープクリアリキッドの口コミや成分分析から分かった真の効果についてまとめておきます。
ディープクリアリキッドの口コミ
Amazonやアットコスメなどの口コミを確認すると、ディープクリアリキッドについて以下のようなコメントが寄せられています。
- 綿棒を立てて先の方でグリグリかき混ぜると角栓が取れた
- しばらく使い続けると、徐々に黒ずみの数が減っていった
- お風呂上がりに使うと取れやすかった
- 鼻のザラつきがなくなって、スベスベになった
- 鼻がヒリヒリしただけだった
- 黒ずみは取れず、肌がカサついたり、突っ張りが気になった
毛穴汚れや角栓への効果については意見が分かれています。
綿棒の使い方にもコツがあるようで、綿棒を毛穴に対してほぼ垂直になるように立てて使用すると汚れが取れやすいそうです。
使用後に肌がカサついたり、突っ張ったりといったコメントも見られ、肌への刺激や乾燥が懸念されます。
では次に、ディープクリアリキッドの成分をチェックしておきましょう。
ディープクリアリキッドの成分から見る効果
ディープクリアリキッドの全成分とその働きや安全性などを以下の表にまとめています。
成分名 | 成分分析 | 備考 |
水 | 溶剤 | – |
DPG | 香料、溶剤、粘度低下剤 | ・目や肌に刺激を感じる人がいる |
ペンチレングリコール | 溶剤、殺菌剤、感触改良剤 | 配合量が多い場合は皮膚への刺激が懸念される |
リパーゼ | 保湿成分 | – |
パパイン | 酵素剤、タンパク溶解性 | ・角層細胞のタンパク質を分解する ・角栓除去目的の洗浄剤に配合される |
乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液 | 保湿成分 | – |
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル | 酸化防止剤、V.C誘導体 | – |
システイン | 酸化防止剤、還元剤、香料 | – |
アルブチン | 酸化防止剤、美白剤 | – |
プルーン分解物 | 保湿成分 | – |
ソメイヨシノ葉エキス | 保湿成分 | – |
セイヨウノコギリソウエキス | 芳香性エキス、保湿性 | – |
アーチチョーク葉エキス | 保湿成分 | 毛穴開きのケア |
トルメンチラ根エキス | 保湿性、収れん性、抗炎性 | – |
トウニンエキス | 保湿性、血行促進性 | – |
スクワラン | 油剤、エモリエント成分 | 低刺激な保護油 |
スブチリシン | 酵素類、溶剤 | – |
10-ヒドロキシデカン酸 | 油剤、閉塞剤 | – |
セバシン酸 | pH調整剤 | – |
水添レシチン | 合成界面活性剤、乳化剤 | ・両性イオン界面活性剤 |
サリチル酸 | 防腐剤、フケ止め剤 | ・角質を溶かして新陳代謝を促す ・菌の繁殖を防ぐ |
BG | 保湿剤、溶剤、粘度低下剤 | ・低刺激の保湿成分 ・使用感はサッパリ |
ピロ亜硫酸Na | 酸化防止剤、漂白剤 | – |
マルトデキストリン | 吸着剤、結合剤 | – |
グリセリン | 保湿剤 | ・保湿性高い ・皮膚への刺激弱い |
グリコール酸 | pH調整剤 | – |
オウレン根エキス | 保湿成分 | 肌を清潔に保つ |
イソステアリン酸PEG-8 | 合成界面活性剤、洗浄剤 | 非イオン界面活性剤 |
トコフェロール | 酸化防止剤、V.E | – |
アルギニン | pH調整剤 | – |
1,10-デカンジオール | 溶剤 | – |
ココグリセリル硫酸Na | 合成界面活性剤、洗浄剤 | 陰イオン界面活性剤 |
リン酸ジセチル | 合成界面活性剤、乳化剤 | 陰イオン界面活性剤 |
カルボマー | 合成ポリマー、乳化安定剤 | ・水を増粘させる ・安全性が高い ・汚染されにくい |
エタノール | 溶剤、可溶化剤、収れん剤 | ・サッパリ感や爽快感を与える ・揮発で肌を乾燥させる欠点あり |
クエン酸 | pH調整剤 | – |
フェノキシエタノール | 防腐剤 | – |
メチルパラベン | 防腐剤 | – |
※成分の安全性の判定には、化粧品毒性判定事典を参考にしています。
それでは、これらの成分の評価について順番に説明していきます。
皮膚への刺激性が懸念される成分
皮膚への刺激が気になる成分としては、上表の赤文字で示した6つです。
- DPG
- ペンチレングリコール
- パパイン
- サリチル酸
- ココグリセリル硫酸Na
- リン酸ジセチル
まず、DPGとペンチレングリコールは、皮膚への刺激がある成分です。
成分表示欄の上位に記載されており配合量の多さが懸念されます。
次に、パパインはタンパク質を分解する性質があり、古い角質や角栓を除去する働きがあります。
ただ、健康な角層細胞まで分解してしまう恐れがあります。
さらに、タンパク質を分解する時点で、皮膚への刺激アリです。
サリチル酸も角質を溶かす働きがあり、パパイン同様に皮膚への刺激が懸念される成分です。
ココグリセリル硫酸Naとリン酸ジセチルは陰イオン界面活性剤であり、界面活性剤の中でも洗浄力は高いタイプに分類されます。
ただ、洗浄力が高い分、皮膚への刺激も強めです。
角栓の除去効果について
ディープクリアリキッドは、イソステアリン酸PEG-8という洗浄・柔軟作用のある界面活性剤が含まれており、毛穴に詰まった角質を柔らかくします。
そして、パパインやサリチル酸などが角栓を分解したり、古い角質を溶かして取り除きます。
さらに、ココグリセリル硫酸Naなどの界面活性剤が、脂汚れを水にうまく混ぜ合わせて洗浄してくれます。
また、アーチチョーク葉エキスなどの収れん成分は毛穴を引き締める働きがあります。
ディープクリアリキッドは、角栓を分解したり、溶解させる成分が含まれているので、脱脂力が高く、陰イオン界面活性剤により洗浄力も高いです。
そのため、成分的には角栓除去に効果を発揮すると考えられます。
ただし、口コミでの評価は低いので、公式サイトのイメージ図のように角栓をうまく絡め取ることが実際のところは難しいのかもしれません。
入浴後の毛穴が開いているときなどに使用すれば、より効果的だと考えられます。
お肌への刺激が強い成分が複数入っているので、毎日使うことはおすすめできません。
また、敏感肌や乾燥肌などの肌の弱い人は肌の乾燥を進行させる恐れがあるので使わない方がよいでしょう。
ディープクリアリキッドのような肌への負担が大きな商品を使わなくても、皮膚への刺激が少なくて、毛穴の黒ずみに効果の高いコスメがあります。
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