この記事では、パルクレール美容液の成分評価や使い方などを説明します。
効果なしでニキビ悪化するという噂は本当なのでしょうか。
パルクレール美容液の成分評価

パルクレール美容液の成分は以下の通りです。
有効成分
水溶性プラセンタエキス、グリチルリチン酸ジカリウムその他の成分
ヒアルロン酸ナトリウム(2)、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解ヒアルロン酸、カモミラエキス(1)、ダイズエキス、ツボクサエキス、オウゴンエキス、イタドリエキス、カンゾウエキス、チャエキス(1)、ニーム葉エキス、ローズマリーエキス、1,3-ブチレングリコール、1,2-ペンタンジオール【溶剤】、ジグリセリン、精製水、フェノキシエタノール、リン酸水素二ナトリウム【緩衝剤】、リン酸二水素ナトリウム、dl-α-トコフェロール 2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(20E.O.)
では、これらの成分を評価します。
有効成分
パルクレール美容液は医薬部外品であり、有効成分として水溶性プラセンタエキスとグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。
プラセンタはメラニン生成を抑制する働きがあり、シミ予防に役立つ成分です。
グリチルリチン酸ジカリウムは強力な消炎作用があり、肌あれを防いだり、ニキビの赤みを抑える効果もあります。
保湿成分
保湿成分は水色で示しています。
特に高い保湿効果が期待できるのはヒアルロン酸ナトリウム(2)、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解ヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸は1gで6Lの水分を保持するという謳い文句でよく保湿化粧品に配合される成分です。
水分保持力に優れており、肌の表面で保護膜をつくって潤いを維持したり、肌に滑らかさやしっとり感を与えてくれます。
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムは、ヒアルロン酸ナトリウムに油性成分をくっつけたものであり、角質層になじみやすく、保湿力もヒアルロン酸ナトリウムより優れています。
加水分解ヒアルロン酸はヒアルロン酸を細かくしたもので、角質層に浸透しやすく、角質層の奥深くから水分を保持します。
このように、パルクレール美容液には3種類のヒアルロン酸が配合されており、肌の表面や角質層内で水分を維持して潤いをキープしてくれます。
界面活性剤
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(20E.O.)は界面活性剤です。
界面活性剤は肌への刺激が強いものもありますが、幸いにも上記の成分は皮膚刺激は微弱です。
総合評価
パルクレール美容液は、美白有効成分プラセンタと肌荒れ防止成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合した、ニキビ・シミ予防およびニキビ跡のケアを目的とする医薬部外品です。
プラセンタは穏やかな美白効果を持つ成分であり、メラニン生成を抑制する働きがあります。
ただ、ビタミンCのようにメラニンを還元(分解)する働きはないので、すでにできたシミを薄くする効果は期待できません。
パルクレール美容液についてシミが消えないとか、薄くならないとのレビューを見かけますが、そもそもシミを消したり、薄くしたりする成分は配合されていません。
あくまで”予防”を目的として使うものと心得てください。
保湿力の高い3種類のヒアルロン酸が配合されているので、保湿化粧品としては優秀だと考えられます。
パルクレール美容液の使い方
前述の通り、パルクレール美容液は保湿力が高いので、乾燥肌や敏感肌でなければ、基本的に美容液1本で保湿ケアできるかと思います。
プラセンタやグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているので、保湿と同時にシミ・ニキビの予防が可能です。
ニキビについてはグリチルリチン酸ジカリウムに消炎作用があるので、赤みや炎症を鎮めてくれるでしょう。
ただ、美白効果は弱いので、シミのケアをしたいのであれば、ビタミンC誘導体が配合された化粧水を使うといいでしょう。
美容液を塗る前に、ビタミンC誘導体配合の化粧水を使うことで、シミのケアができたり、後の美容液の有用成分が浸透しやすくなります。
美容液だけではお肌が乾燥するという方は、セラミド入りのクリームがおすすめです。
美容液をつけた後に、セラミドクリームを塗ってください。
というのも、乾燥がひどい人はセラミドが不足している可能性があるからです。
セラミドは角質層に含まれる成分で水分を強力に保持したり、角質層の細胞の間を埋めて肌をバリアする役割も果たしています。
セラミドが不足すると、角質層の水分が減って肌がカサカサしたり、外部の刺激が入りやすくなり、紫外線の影響を受けてシミができやすくなったり、化粧水などの水っぽい液体がしみたりします。
よって、パルクレール美容液だけでは肌が乾燥するという方は、セラミド入りのクリームを使って保湿ケア、バリアケアしてみてください。
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