2017年11月2日放送の「主治医が見つかる診療所」で紹介されたやせ菌を増やす方法についてまとめておきます。
やせ菌とは?
腸内細菌には、バクテロイデーテスと呼ばれるやせ菌グループとファーミキューテスというデブ菌のグループ、その他のグループが存在します。
やせ菌とデブ菌は、誰でも腸内に保有しており、そのバランスで太りやすいか、そうでないかが決まります。
腸内細菌のバランスのタイプは、以下の4つに分類されます。
- B型:脂肪燃焼作用が強い
- P型:コレステロール値が高くなりやすい
- R型:ビタミンB群の合成能力が低い
- 混合型:上の3つのタイプが混合している
例えば、痩せの大食いと言われるタレント・もえのあずきの場合は、B型タイプです。
なお、やせ菌とデブ菌のバランスがよくて、腸の状態がいいと、肌の状態もよくなります。
吹き出物やニキビが少なくなります。
やせ菌を増やす方法
やせ菌が多いと、短鎖脂肪酸が増えます。
短鎖脂肪酸は、腸から吸収されて全身の脂肪細胞へ届きます。
脂肪細胞は、脂肪を取り込んで大きくなりますが、短鎖脂肪酸は脂肪細胞の取り込み口をふさいで、脂肪の吸収をブロックする働きがあります。
これがやせ菌が太りにくい体をつくるメカニズムです。
また、短鎖脂肪酸には、腸の中を弱酸性にして免疫力を高めるなどの健康効果があります。
やせ菌を増やすにはやせ菌に餌を与える必要があり、それが野菜(食物繊維)です。
水溶性食物繊維は、やせ菌の餌となり、腸内環境を改善してくれます。
不溶性食物繊維は、老廃物や毒素を吸着して体外に排出する働きがあります。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の割合は、2:3が理想的な割合です。
しかし、現代人は水溶性食物繊維が足りていません。
水溶性食物繊維を十分にとるには、ごぼう、にんにく、押し麦、納豆、かんぴょう、らっきょうなどに多く含まれています。
特に、らっきょうが多いです。
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