
アサヒグループ食品の素肌しずくは、女優の美村里江さんが出演するCMで話題のスキンケアブランドです。
素肌しずくはプチプラ化粧品ですが、プラセンタやビタミンCなどのお肌にいい成分が含まれているのが特徴です。
この記事では、そんな素肌しずく化粧水の成分解析や効果について、化粧品検定1級の資格を持つ私・ユウ(@yuu_30cosme)が詳しく説明します。
また、次のような疑問にも回答していきます。
「お肌に良い成分と悪い成分が知りたい!」
「プラセンタ化粧水やビタミンC化粧水に期待できる美容効果が知りたい」
「大人ニキビに効くのはどれ?」
ちなみに、あなたが起床時のお肌のカサカサで悩んでいるなら、読売テレビで紹介されたナールスピュアという高保湿エイジングケア化粧水をチェックしてみてください。
目次
素肌しずく化粧水の成分解析
素肌しずくの化粧水には、以下の5つの商品があるので、それぞれの成分解析の結果をお伝えします。
- 濃プラセンタ化粧水
- ぷるっとしずく化粧水
- ビタミンC化粧水
- しっとり潤う美白化粧水
- さらっと潤う美白化粧水
濃プラセンタ化粧水の成分解析

まず、濃プラセンタ化粧水の全成分はこちらです。
【成分】水、グリセリン、BG、トリエチルヘキサノイン、ジグリセリン、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、プラセンタエキス、サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス)発酵液、加水分解エラスチン、加水分解ヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、乳酸桿菌エキス液、ユビキノン、セラミド2、ダイズステロール、水溶性プロテオグリカン、水溶性コラーゲン、シア脂、水酸化K、ペンテト酸5Na、クエン酸Na、PPG-4セテス-20、DPG、メチルパラベン、カルボマー、フェノキシエタノール、水添レシチン
:保湿成分
:美肌成分
:油分
:お肌によくない成分
濃プラセンタ化粧水の良い点
濃プラセンタ化粧水の良い点は次の3つです。
- 保湿力が高い
- エイジングケア効果が高い
- 肌のバリア機能をサポートしてくれる
1.保湿力が高い
濃プラセンタ化粧水には、加水分解エラスチン、加水分解ヒアルロン酸、水溶性プロテオグリカン、水溶性コラーゲンといった保湿力の高い成分が複数配合されています。
そのため、お肌の乾燥を防いで、潤いをキープする効果が優秀ですね。
2.エイジングケア効果が高い
濃プラセンタ化粧水は、プラセンタエキスやユビキノンなどのエイジングケア成分(美肌成分)を含んでいます。
プラセンタエキスは、シミの原因となるメラニンの生成を抑制する働きがあるので、シミ対策として美白化粧品によく配合される成分です。
そして、ユビキノンは、シミやシワ、乾燥、ニキビなど様々な肌トラブルの元凶となる活性酸素にアプローチして、肌トラブルを防いでくれる優秀な美肌成分です。
このように、濃プラセンタ化粧水はプラセンタエキスやユビキノンの働きにより、肌トラブルを防いで、お肌を健やかな状態に保つのに役立ちます。
3.バリア機能をサポートしてくれる
濃プラセンタ化粧水は、セラミド2を含んでいるため、肌のバリア機能を強化してくれます。
まず、セラミド2は水分保持力が強いので、お肌の水分を強力にキープして乾燥を防ぐ働きがあります。
また、セラミド2は角質層の隙間を埋めることで、肌のバリア機能(防御力)を底上げしてくれます。
そして、肌のバリア機能が強化されることで、乾燥やチリ・ホコリ、細菌、紫外線など外部からの刺激に強いお肌をつくることができます。
乾燥肌や敏感肌の女性は、バリア機能が弱っているので、セラミド2のようなセラミド配合の化粧品でスキンケアをするといいですね。
濃プラセンタ化粧水の悪い点
濃プラセンタ化粧水の悪い点は、お肌によくない成分であるDPGが配合されていることです。
DPGは肌への刺激性が懸念される成分です。
総合評価
濃プラセンタ化粧水は、保湿効果やエイジングケア効果が高く、肌のバリア機能を強化してくれるというメリットがあります。
ただ、お肌によくない成分が入っていることがデメリットですね。
それと、濃プラセンタ化粧水はプチプラ品なので、高価な成分の配合量が少ない可能性があります。
一般的に、濃プラセンタ化粧水に配合されているセラミドやユビキノン、プラセンタ、ヒアルロン酸などは原価の高い成分です。
例えば、セラミドを配合した化粧品の相場は、1ヶ月分の容量で3000~1万円とされています。
しかし、濃プラセンタ化粧水は、これだけ高価な美肌成分を複数配合しているのに、170mLで980円(税抜)という異常な安さで販売されています。
これは、なぜか?
おそらく、セラミドなどの美容成分の配合量が極めて微量であったり、成分自体の品質が悪かったりといったことが考えられます。
いくら美容効果の高い成分が入っていても、配合量が少ないと、本来の美肌効果は得られません。
なので、この化粧水にあまり高い美容効果は期待しない方がいいでしょう。
ぷるっとしずく化粧水の成分解析

ぷるっとしずく化粧水の全成分はこちらです。
【成分】 水、グリセリン、BG、ジグリセリン、プラセンタエキス、加水分解ヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、セラミド2、ユビキノン、水溶性プロテオグリカン、ペンチレングリコール、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー、キシリトール、メチルパラベン、エチルヘキシルグリセリン、クエン酸Na、PEG-20、ポリソルベート20、クエン酸、PPG-4セテス-20、フェノキシエタノール、DPG、水添レシチン
:保湿成分
:美肌成分
:油分
:お肌によくない成分
ぷるっとしずく化粧水は、上で紹介した濃プラセンタ化粧水と同様に、保湿力の高い加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、水溶性プロテオグリカンといった成分が配合されています。
また、エイジングケア効果の高いプラセンタエキスやユビキノンも入っていますね。
ただし、ぷるっとしずく化粧水も200mLで980円(税抜)という破格の安さが気がかりです。
もし、あなたが本気でスキンケアに取り組もうとしているのであれば、ぷるっとしずくのような安すぎる化粧水は避けた方がいいでしょう。
ビタミンC化粧水の成分解析

ビタミンC化粧水の全成分はこちらです。
【成分】水、グリセリン、BG、ジグリセリン、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー、グリセリルアスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、プラセンタエキス、セラミド2、加水分解ヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ユビキノン、加水分解アナツバメ巣エキス、ノイバラ果実エキス、ワレモコウエキス、キハダ樹皮エキス、PEG-400、PEG-32、PPG-4セテス-20、スクロース、エチルヘキシルグリセリン、クエン酸Na、クエン酸、DPG、PVP、アルギン酸Na、エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、水添レシチン
:美肌成分
さて、ビタミンC化粧水の良い点は、グリセリルアスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naという2種類のビタミンC誘導体が配合されている点にあります。
ビタミンC誘導体は、シミの原因となるメラニンの生成を抑制したり、皮脂分泌を抑制したり、毛穴を引き締めたりと様々な効果を持っている非常に優秀な美肌成分です。
なので、本来であれば、シミやニキビなどの肌トラブルを防いだり、毛穴開きをケアする効果が期待できるはずです。
しかし、アットコスメの口コミ評価が7つ星のうち4.7と低いところを見ると、やはりビタミンC誘導体の配合量が少ないことが懸念されますね。
なお、ビタミンC化粧水は200mlで980円ですが、ビタミンC誘導体の入った化粧水の相場は、1ヶ月分の容量で2000~3000円以上です。
容量200mlであれば、約2ヶ月分に相当するので、安くても4000円以上が適正な価格となります。
しっとり潤う美白化粧水の成分解析

しっとり潤う美白化粧水の全成分はこちらです。
【有効成分】プラセンタエキス、グリチルリチン酸ジカリウム
【その他の成分】精製水、アルテロモナス発酵エキス、加水分解ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、水溶性コラーゲン液、水溶性コラーゲン液(1)、油溶性甘草エキス(2)、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、ジプロピレングリコール、エタノール、フェノキシエタノール、キサンタンガム、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、カルボキシビニルポリマー、水酸化カリウム、クエン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、クエン酸、ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ステアロイル乳酸ナトリウム、 N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、 N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン
しっとり潤う美白化粧水は医薬部外品であり、有効成分としてプラセンタエキスとグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。
プラセンタエキスはシミの原因となるメラニンの生成をブロックしたり、メラニンの排出を促す働きがあるので、シミの予防やケアに役立ちます。
グリチルリチン酸ジカリウムは強力な抗炎症作用があるので、ニキビの赤みを抑えたり、肌荒れを予防してくれます。
つまり、しっとり潤う美白化粧水は、シミやニキビをケアしたい女性が使うといいでしょう。
さらっと潤う美白化粧水の成分解析

さらっと潤う美白化粧水の全成分はこちらです。
【有効成分】プラセンタエキス、グリチルリチン酸ジカリウム
【その他の成分】精製水、アルブチン、リン酸L-アスコルビルマグネシウム、アルテロモナス発酵エキス、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、加水分解ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、水溶性コラーゲン液(1)、水溶性コラーゲン液、油溶性甘草エキス(2)、クエン酸ナトリウム、クエン酸、ポリエチレングリコール6000、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、1,2-ペンタンジオール、キサンタンガム、エタノール、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、フェノキシエタノール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)、ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ステアロイル乳酸ナトリウム、 N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン:美肌成分
さらっと潤う美白化粧水も、しっとり潤う美白化粧水と同じ有効成分が配合されています。
そのため、美容効果は同じで、シミとニキビのケアに使うアイテムですね。
さらっと潤う美白化粧水としっとり潤う美白化粧水の違いとしては、使用感がさっぱりか、しっとりかということです。
素肌しずく化粧水の成分解析のまとめ
素肌しずくの化粧水は、いずれも保湿力の高い成分や、美肌効果の高い成分が配合されているので、成分だけ見ると、非常に優秀な化粧水に思えます。
しかし、原価の高い成分が配合されているのに、980円という安さは、明らかに異常です。
この破格の安さは、おそらく高価な成分の配合量を少なくすることで販売価格を抑えているのだと考えられます。
さらに、セラミドやプラセンタ、ビタミンC誘導体など優れた美肌成分が入っているのに、アットコスメなどの口コミサイトでの評価がかなり低いことからも、配合された美肌成分の持つ本来の美容効果が発揮されていないことが伺えます。
だから、本気でスキンケアをしたい女性には、素肌しずく化粧水はおすすめできませんね。
なお、本当に保湿効果や美容効果が高い化粧水を使いたいなら、高保湿成分・プロテオグリカンが配合されたナールスピュアという化粧水をチェックしてみてください。
公式ページ→コスパがいい高保湿エイジングケア化粧水・ナールスピュアの詳細をチェックしてみる

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