
指原莉乃さんのCMでお馴染みの化粧品・なめらか本舗。
豆乳イソフラボンという保湿成分が配合されていて、なんとなくお肌に良さそうなイメージを持っている女性も多いのではないでしょうか。
ただ、実際に成分をチェックしてみると、いくつか落とし穴がありますね。
そこで、この記事では、豆乳イソフラボン化粧水の成分解析について、化粧品検定1級の資格を持つ私・ユウ(@yuu_30cosme)が説明します。
また、次のような疑問にもお答えしていきますね。
「毛穴開きに効果あるのかな?」
「大人ニキビや肌荒れに効く?」
「ムダ毛への抑毛効果とかが気になる」
ちなみに、あなたが毛穴開きで悩んでいるなら、京大が開発した最先端の美肌成分が配合されたナールスピュアという高保湿化粧水をチェックしてみてください。
目次
豆乳イソフラボン化粧水の成分解析
豆乳イソフラボン化粧には、次の5つの商品があるので、それぞれの成分解析を行います。
- しっとり化粧水 NA
- とってもしっとり化粧水
- リンクル化粧水
- 薬用美白化粧水
- ハリつや化粧水 N
しっとり化粧水 NAの成分解析

なめらか本舗 しっとり化粧水 NAの全成分はこちらです。
水、 グリセリン、 BG、 エタノール、 豆乳発酵液、 ダイズ種子エキス、 ダイズタンパク、 (スチレン/ビニルピロリドン)コポリマー、 PEG-60水添ヒマシ油、 カラギーナン、 クエン酸、 クエン酸Na、 フェノキシエタノール、 メチルパラベン
:保湿成分
:お肌によくない成分
まず、水色で示したものは保湿成分であり、お肌の潤いを保つ働きがあります。
ただ、この化粧水には保湿力の高い成分が入っていないので、保湿効果はあまり期待しない方がいいでしょう。
そして、赤色で示したエタノールは、さっぱりした使用感を演出してくれる成分です。
しかし、揮発性が高いので、配合量が多いとお肌を乾燥させるリスクがあります。
この化粧水では、エタノールが成分表示欄の前の方に記載されているので、配合量が多いことが分かります。
とってもしっとり化粧水の成分解析

なめらか本舗 とってもしっとり化粧水の全成分はこちらです。
水、グリセリン、BG、エタノール、エチルヘキサン酸セチル、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、ダイズタンパク、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、PEG-40水添ヒマシ油、アルギニン、カルボマー、スクワラン、セルロースガム、ネオペンタン酸イソステアリル、ポリソルベート60、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、フェノキシエタノール、メチルパラベン
:保湿成分
:油分
:お肌によくない成分
この化粧水は、オレンジ色で示した油分が配合されています。
油分は、お肌を柔軟にしたり、異物から保護したり、ツヤを出したりする働きがあります。
この化粧水には油分が複数配合されているので、使用感はしっとりしたものとなります。
ただし、油分は水分蒸発を防ぐ効果が弱いので、化粧水としての保湿効果はほとんど期待できませんね。
リンクル化粧水の成分解析

リンクル化粧水の全成分はこちらです。
水、 グリセリン、 BG、 メチルグルセス-10、 エタノール、 豆乳発酵液、 ダイズイソフラボン、 ダイズ種子エキス、 ダイズタンパク、 パルミチン酸レチノール、 セラミドNG、 (スチレン/アクリレーツ)コポリマー、 PEG-60水添ヒマシ油、 カルボマー、 クエン酸、 クエン酸Na、 グリコシルトレハロース、 ダイズステロール、 ヒドロキシエチルセルロース、 ポリクオタニウム-51、 ポリソルベート80、 レシチン、 加水分解水添デンプン、 水酸化K、 水添レシチン、 フェノキシエタノール、 メチルパラベン
:保湿成分
:油分
:お肌によくない成分
まず、水色の保湿成分ですが、グリコシルトレハロースやポリクオタニウム-51といった水分保持力の強い成分が配合されています。
そのため、保湿効果は高めですね。
また、オレンジ色で示した油分では、セラミドNGという肌のバリア機能を助けてくれる成分が配合されています。
そのため、敏感肌の人の弱ったバリア機能を強化して、刺激に強いお肌をつくるのに役立ちます。
ただし、セラミドNGは原価の高い成分なので、美容効果が期待できるレベルに配合した場合は、1ヶ月分の容量で相場が3000円以上となります。
この化粧水は1080円という安さなので、おそらくセラミドNGの配合量はごく微量でしょうね。
あと、エタノールの配合量が多いのもマイナスポイントです。
あなたが、エタノールの配合されていないお肌に優しい化粧水を探しているなら、アルコールフリーのナールスピュアという化粧水をチェックしてみてください。
公式ページ→7つの無添加でお肌に優しい高保湿化粧水はこちら!

薬用美白化粧水の成分解析

薬用美白化粧水の全成分はこちらです。
有効成分:アルブチン
その他の成分:水、エタノール、濃グリセリン、BG、豆乳発酵液、ダイズエキス、油溶性甘草エキス(2)、乳酸ナトリウム液、ポリエチレングリコール4000、DL-PCA・Na液、DPG、γ-グルタミン酸ポリペプチド、クエン酸、クエン酸Na、ショ糖脂肪酸エステル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、フェノキシエタノール、パラベン
:保湿成分
:お肌によくない成分
まず、この化粧水は医薬部外品であり、美白有効成分のアルブチンが配合されています。
アルブチンは、シミのもととなるメラニンの生成を抑制する働きがあるのでシミ予防に効果的な成分です。
続いて、水色の保湿成分ですが、特に保湿力が高いものは入っていませんね。
最後に、赤色のDPGは肌への刺激性が懸念されるお肌によくない成分です。
ハリつや化粧水 Nの成分解析

ハリつや化粧水 Nの全成分はこちらです。
水、 グリセリン、 BG、 エタノール、 メチルグルセス-10、 豆乳発酵液、 ダイズ種子エキス、 ダイズタンパク、 ユビキノン、 酢酸トコフェロール、 (スチレン/アクリレーツ)コポリマー、 PEG-60水添ヒマシ油、 クエン酸、 クエン酸Na、 トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、 ヒドロキシエチルセルロース、 ポリクオタニウム-51、 レシチン、 メチルパラベン
:保湿成分
:美肌成分
:お肌によくない成分
この化粧水の最大の特徴は、黄緑色で示したユビキノンという美肌成分が配合されている点です。
ユビキノンは、ニキビやシミ、シワなど様々な肌トラブルを引き起こす活性酸素にアプローチしてくれる優れた美肌成分です。
ただ、ユビキノンも原価の高い成分であり、この化粧水の1296円という安さを考慮すると、配合量は少ないでしょうね。
また、この化粧水もエタノールの配合量が多いので、使用感はいいでしょうが、お肌を乾燥させるリスクがあります。
豆乳イソフラボン化粧水の毛穴開きへの効果は一時的!収れん効果は長く続かない
豆乳イソフラボン化粧水は、エタノール(アルコール)が配合されているので、収れん作用によって毛穴を引き締める効果が期待できます。
ただし、この収れん効果は一時的なものであり、もって数時間程度しか続きません。
だから、毛穴開きを根本的に改善することはできないんです。
それより、エタノールは揮発性が高くて、お肌を乾燥させるリスクが高いので、こちらの方が問題になります。
というのも、お肌が乾燥すると、毛穴の周りの皮膚が四方八方に引っ張られるので、余計に開いて目立つからです。
だから、毛穴開きで悩んでいるなら、エタノールの配合量が多い化粧品は避けたほうがいいですね。
豆乳イソフラボン化粧水はニキビを悪化させる可能性アリ!肌荒れに悩む女性にはNG

豆乳イソフラボン化粧水は、エタノールの配合量が多いので、お肌を乾燥させるリスクがあると説明しましたね。
お肌が乾燥すると、皮膚を乾燥守るために皮脂分泌量が多くなるため、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。
つまりは、ニキビができやすくなるということですね。
さらに、お肌の乾燥はターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)の遅れにつながります。
ターンオーバーが遅れると、古い皮膚がお肌から剥がれ落ちずに、いつまでも皮膚に残ってしまいます。
すると、毛穴の出口が狭くなり、皮脂や古い角質などが毛穴に詰まりやすくなります。
そのため、やはりニキビができやすくなってしまいます。
だから、豆乳イソフラボン化粧水のように、お肌を乾燥させる恐れのあるエタノールの入った化粧水を使い続けていると、ニキビが悪化する可能性がありますね。
豆乳イソフラボン化粧水の美白効果は弱い!シミの予防には役立つけど・・・

豆乳イソフラボン化粧水のうち、薬用美白化粧水は、美白有効成分・アルブチンが配合されています。
このアルブチンは、シミの元となるメラニンの生成をブロックするので、シミの予防には効果を発揮します。
しかし、すでにできてしまったシミを薄くする効果はありません。
そのため、日焼けのシミやニキビ跡の色素沈着でお悩みの女性には、役に立たないですね。
一方で、同じ美白有効成分でも、プラセンタやビタミンC誘導体は、古い角質とともにメラニンがお肌から排出されるように促す働きがあるので、シミを薄くする効果が期待できます。
だから、あなたがシミを薄くしたいと考えているなら、プラセンタやビタミンC誘導体のようにシミを薄くする効果が期待できる美白成分が入った化粧品を選んだ方がいいですよ。
豆乳イソフラボン化粧水は抑毛効果あり!?ムダ毛の処理頻度が減ったとの口コミも
豆乳イソフラボン化粧水には、豆乳発酵液という成分が配合されています。
そして、この豆乳発酵液にはイソフラボンという成分が含まれています。
ここで、イソフラボンは、毛細血管から毛乳頭に栄養が供給されるのを阻害する働きがあります。
そのため、イソフラボンを供給することで、毛が栄養失調になり、成長しにくくなります。
つまりは、抑毛効果が期待できるということですね。
参考までに、豆乳イソフラボン化粧水の抑毛効果に関する口コミを紹介しておきます。
豆乳イソフラボンの化粧水と乳液を足につけ始めてからムダ毛があんまり生えなくなり一週間に1、2回剃ればツルツルとかヤバイ。ただし脇と腕は足ほどの効果はない。でも薄くなった
— しらくろ朱 (@toulove_blade) 2017年9月12日
豆乳イソフラボンの化粧水を、使い終わった無印化粧水の容器に詰め替えてスプレーヘッドで手足にシュッシュしてんだけど、抑毛効果はわからんけど皮膚がツルツルになってきた。乳液塗らなくてもツルツルになるのなんかすごい
— うかØØØØ (@uka_umigame) 2017年8月7日
除毛したあとに豆乳イソフラボンの美白化粧水(ドラッグストアで売ってるやつ)をぺたぺた体に塗ってたら除毛の頻度が確実に減ったし(日焼け止め塗ってたけど)例年に比べて肌が黒くならなかったので記念カキコ pic.twitter.com/uavW5S9hUk
— 杜崎ぷこふ (@mori_pucofu) 2016年9月26日
豆乳イソフラボン化粧水の成分や効果のまとめ
豆乳イソフラボン化粧水には、しっとり化粧水 NA、とってもしっとり化粧水、リンクル化粧水、薬用美白化粧水、ハリつや化粧水 Nという5つのラインナップがあります。
このうち、薬用美白化粧水を除く4つの化粧水は、いずれもエタノールの配合量が多いので、お肌を乾燥させるリスクが高いです。
そのため、肌の乾燥が気になる方や乾燥肌の人は使わない方がいいでしょう。
薬用美白化粧水は、美白有効成分アルブチンが入っているので、シミの予防には使えそうですが、お肌によくないDPGが配合されているのが残念ですね。
また、豆乳イソフラボン化粧水は、毛穴開きやニキビ、肌荒れなどに有効な成分は配合されていないので、これらの肌トラブルへの効果は期待できません。
ちなみに、豆乳イソフラボン化粧水よりも保湿力が高い化粧水を探しているなら、高保湿成分・プロテオグリカンを配合したナールスピュアをチェックしてみてください。
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